総評 4.8
これまで使ったモニターの中で最も満足度の高いゲーミングモニターに出会えました!
私は普段RPGゲームやアドベンチャーゲームを中心にプレイしていることもあり、モニターはグラフィック重視で選んでおります。これまではWQHDの液晶モニター(IPSパネル)を使っていましたが、今回初めて有機EL+量子ドットのモニターを購入しました。
ゲーム体験が格段に変化したので使用感をお伝えしたいと思います。
製品スペック
発売日 | 2025年3月21日 |
画面サイズ | 27インチ |
パネルタイプ | QD-OLED(量子ドット X 有機EL) |
リフレッシュレート | 240Hz |
解像度 | WQHD(2560 X 1440) |
表面加工 | ハーフグレア |
HDR | HDR400 True Black |
入力/出力端子 | Display Port 1.4 ポート × 1 HDMI 2.1 ポート × 2 オーディオ出力 |
Free Sync | 対応 |
対応機能 | ・ゲーミング支援機能Game + クロスヘア/リフレッシュレート/ストップウォッチ/カウントダウン アライメントエイド/拡大鏡モード/デュアルゲームモード Game Rush モード ・パネル焼きつき防止メンテナンス機能 ピクセル移動、静的検出、静的アイコン検出、タスクバー検出、境界検出 ・複数の低ブルーライトモード ・RGBゲーミングライトエフェクト |
なぜこのモニターを選んだか?
⓵ズバリ安かったからです!
2025年7月のAmazonPrimeDayにて購入しました。2,3年ぐらい前まで有機ELのモニター買おうと思ったら最低でも15万円ぐらいしましたが、このモニターは定価9万円ほど。(PrimeDayで1万円安く購入できました)
⓶国産だったから
今回購入したモニターは「GRAPHT」という日本のゲーミングデバイスブランドの商品です。自分はこのブランド知りませんでしたが、これまでモニターは全て海外ブランドのものを使っていたので、単純に国産使ってみたいと思ったのが理由かな。
これまで愛用していた「LG」の製品にも同じような価格帯の有機ELモニターがあり、今回それと購入を迷いましたが、国産に惹かれましたね。
GRAPHT(グラフト)は、ストリートカルチャーやアートの精神を日常に取り入れることをコンセプトに、2011年に誕生した日本発のブランドです。製品を通じて革新的なアイデアや文化との出会いを提供し続けており、ゲーミングデバイスをはじめ幅広いラインナップを展開しています。
(公式HPより抜粋)
また、2016年からはクリエイター支援「TEAM GRAPHT」、2019年からはコミュニティ活性化プロジェクト「GOOD GAME GRAPHT」にも取り組んでいます。
良かったところ
画質がハンパねぇ!
有機ELは明暗のコントラストがとてもキレイで、色の彩度がとても美しいのが魅力です。いつも電気屋さんで展示されている有機ELテレビを「綺麗だなぁ」とみていましたが、それを自宅でしかもゲームで体験することができたのは嬉しいですね。
WQHDのIPSパネルモニターがこれまで最も綺麗だと認識していました。IPSパネルの場合輝度が非常に高く全体的に明るく見えるため綺麗に見えているようです。
有機ELの場合明るさは控えめなんですが、1つ1つの粒が発光しているため色がきめ細かく、かつ鮮やかに見えるためごまかしのないリアルな美しさを体感できるのです。



ハーフグレアがちゃんとハーフグレアだった
購入前これを一番心配していました。自宅のTVが大手メーカーのハーフグレア液晶TVなんですが、ほぼグレアなんですよね。TVつけてない時は部屋中が反射されて、自分の顔もしっかり写ってしまいます。このモニターもハーフグレアと記載があったので、どのくらい反射するのか心配でしたが、自分の顔は誰だか分からないぐらいぼやけて写る程度でした。

ノングレアって上にすりガラスが載っているみたいにどうしても少しグラフィック下がるんですよね。しかしこのモニターはすりガラス感も全くありませんし、反射も抑えられているので、鮮明に映し出すことが出来ています。
これはかなりバランスのいいハーフグレアです。
気になるところ
モニターライトが取り付けできない
ディスプレイが極薄なだけあってモニター上部に取り付けるバータイプのモニターライトは取り付けできません。自分も以前使っていたモニターライトはつけられなくなりました。これは仕方ないかな
スタンドが邪魔になる
スタンドが「V字」に広く広がっているため、幅の狭いデスクに置くとデスクマットが敷けなくなります。なのでモニターアームを使ってスタンドは外す、もしくは広めのデスクにするか、幅の狭いデスクマットを使用する感じですね。
自分は今デスクマットが少しかぶったまま使っていますが、モニターアームを購入しようと考えています。
画面の焼付きに対して工夫していること
有機ELモニターは画面にずっと同じものを表示させていると、画面に焼き付いてしまう恐れがあるとのこと。(デスクトップのアイコンや下部タスクバーのアイコンなど)
そこで自分が工夫していることは3点です。
1点目:動く壁紙を使用
RAZERのアプリケーションには多くの動く壁紙が用意されており、自分はこれを使っています。本当は画面全体が動くような壁紙がいいかもしれませんが、それにすると今度は気になってしまうので、自分は出来るだけシンプルなものにしています。
STEAMで販売されている
2点目:デスクトップのアイコンをオンオフ
デスクトップのアイコンもずっと同じところに表示されているのも良くないです。
自分は「StreamDeck」を使ってデスクトップアイコン表示をオンオフできるマクロを組んで、ワンボタンでアイコンを消したり表示したりできるようにしています。結構便利です。
3点目:タスクバーは非表示に
Windowsの機能を使って画面一番下のタスクバーは常に非表示にしています。
マウスカーソルを下にもっていけばタスクバーは出てくるので、特にストレスなく使用できています。
⓵焼きつきを防止する充実したメンテナンス機能
ピクセル単位でカラーを監視することで、焼きつきの原因となる長時間の同じ色の表示を防止します。
②保護通知機能
さらにパネルの焼きつきを回避したい方に、累積4時間ごとに画面右下に自動表示される保護通知機能が搭載されています。(※本機能はオン・オフの切り替えが可能です)
まとめ
ぶっちゃけ大満足です!
これまで購入したゲーミングモニターの中で一番気に入っています
自分の場合は、RPGやアドベンチャーゲームなど、コントラスト強めのゲームを遊ぶため、このモニターがしっくり来たと思います。まだ映画など鑑賞できていないので、映画なども観てみたいですね。
モニターをグレードアップしたいな?とか、良いグラフィックでゲームしたいなどと考えている方に必須のモニターだと思います。特にフォトリアルなゲームをこのモニターでプレイすると体験が格段に変わるので、自分と同じようなゲームジャンルが好きな方には本当におススメです。