総評 4.5

こんにちは BUGです!
SteamDeckを皮切りに今では多くのポータブルゲーミングPCが出回っておりますが、今回私が購入したものはMSIのclaw8という製品です。
大きなディスプレイとVRAM32GBの安心スペックで申し分ない性能です。前モデル「claw7」のフィードバックを元に作られた製品のため、ユーザーの満足度は高そうです。
今回は購入から1カ月以上使用した感想をお伝えしたいと思います。
製品スペック
メーカー名 | MSI |
CPU | Core Ultra 7 258V |
GPU | Intel UHD Graphics |
内蔵メモリー容量(VRAMサイズ含む) | 32 GB |
本体重量 | 795g |
USBポート数 | 2つ(Thunderbolt™ 4 -typeC) |
画面サイズと解像度 | 8インチ、1280×720 |
リフレッシュレート | 120Hz |
ネットワーク | 無線LAN「Wi-Fi 7」 |
付属品 | 専用ACアダプター |
購入のきっかけ
きっかけはダイエットでした。
自宅で運動するためにエアロバイクを使っているのですが、音楽聴きながらやったり、動画を観ながらやったりしましたが、なかなか長続きしませんでした。
だったらゲームしながらなら続けられるかも?という安直な考えからポータブルゲーミングPCが欲しくなったのです...。
なぜこの機種を選んだか?
結論としては性能重視で選びました。
一つはメモリ32GBに惹かれたこと、もう一つは8インチの大型ディスプレイでした。
出来る限り多くのゲームをストレスの無いパフォーマンスで遊びたかったのが理由です。スペックをあげるとどうしても価格が上がってしまうため、正直迷いましたが自分にとってパフォーマンスは重要なポイントだったので、結果「MSI Claw 8 AI+ A2VM 」を選んでよかったと思います。

lenovoのポータブルゲーミングPCも8インチだったので迷いましたが、やはり32GBのメモリに惚れてmsiに決めました。
大きさ

Switchとの比較です。まだSwitch2を手に入れることができておりませんので、通常Switchとの比較になります。8インチ画面なのでSwitch2と同じくらいの大きさっぽいですね。
Switch2はいずこ...。
別売りのケースはあまりお勧めじゃないかな



ケースは別売りです。用途としては持ち運び、ホコリよけ、スタンド代わりにも使えますが、正直互換品でよかったかなと思います。値段もそこそこするし...。
左の写真は本体が入っていた箱です。ゲーミング感あってデザインいい感じ
性能チェック
Path of Exile 2
平均FPS | CPU使用率 | GPU使用率 |
20~30 | 50%~80% | 90%前後 |



正直快適ではありませんでしたが遊べなくはないです。エンドコンテンツにてエネミーの数が増えると、かなり重くなりますね。このゲームに関してはPC上でも重くなりますし、そもそもまだアーリーアクセス中なので、最適化が進めばもう少し安定してプレイすることが出来るかもしれません。
操作性やグラフィックなどは問題ありませんでした。
Clair Obscur: Expedition 33
平均FPS | CPU使用率 | GPU使用率 |
40~60 | 70%前後 | 95%以上 |



快適にプレイすることが出来ます。空中に浮遊してマップを読み込むときに少しカクツキますが、フィールド上やバトルなど特にストレスなく遊ぶことが出来ました。Unreal Engine5で作られた高グラフィックゲームでも、このゲームの様に激しい動きの少ないゲームであれば問題なく遊ぶことが出来そうです。
Hollow Knight: Silksong
平均FPS | CPU使用率 | GPU使用率 |
常時120 | 30% | 40%~70% |


もちろん問題ありませんでした。かなり軽いソフトですので試すまでもありませんが、一応軽いソフトも動作確認してみました。
しかし120FPSは嬉しいですよね、silksongはかなり激しく画面が動くので、残像無しでヌルヌル動くのはストレスフリーで助かります。
重いゲームはストリーミングで遊ぶのがおススメ
「MSI Claw-8」もストリーミング機能を備えております。
今回試した「Path of Exile2」のような負荷の高いゲームについては「ストリーミング機能」がおススメです。同じインターネット環境に限りますが、自宅のソファーやベッドで寝っ転がってゲームしたいときなどに活用できそうです。
ストリーミング機能の場合、ゲームを動かしているのはPC本体になりますので「MSI Claw-8」には負担がほとんどありません。ゲームもヌルヌルですし、CPU使用率、GPU使用率も大幅に下がり、発熱も下がりバッテリー効率も上がります。ゲームをダウンロードする必要もないためストレージにも優しいです。
また長時間プレイしたい時にもストリーミング機能はおススメです。
良かった点

大画面と安定したパフォーマンス
ほとんどのゲームを安定してプレイすることが出来るため大満足です。
メモリ32GBは心強いですよね。
音質がいい
2Wステレオスピーカーで、Hi-Res対応ステレオスピーカーを搭載しているため、音がカスカスしておらず、ちゃんとした深みのある音質でプレイすることが出来ます。
ゲームの音楽ってかなり重要なので、スピーカーにもこだわりを感じます。
ちなみにスピーカーは前側下部の左右についております。
MSI Center Mがとても便利
左のボタン
あらかじめゲームを登録しておけばワンボタンでゲームが起動できるのでかなり便利です。※一度steamでゲームを起動したものは自動的に追加されます。
右のボタン
設定関連は全てココに集約されており、視覚的にも非常に分かりやすく、ユーザーの使いやすさを重視したUIになっているため直感的に使うことが出来るのでストレスがありません。
スクショの機能もついています。
USBタイプCが2か所ある
この機種の前に発売されていた「claw-7」のフィードバックから2か所に増やしたようで、充電しながら外部デバイスを使うことが出来るため非常に便利です。
ボタンがカチカチではない
海外のゲームパッドって押し込んだ時の感触が硬めで「カチカチ」するものが多く自分はあまり好きではないのですが、「msi claw8」はplaystasionのコントローラーの様に柔らかく、押し込んだ感触も自然です。
気になる点
スタンドがついていない
switchの様にテーブルに置くためのスタンドがついていないので別売りの専用ケースを買うか、タブレット用のスタンドを代用するなどの対処が必要になります。
ずっと持っているのは流石に重いので、自分の身体に預けるかスタンドは必要だと思いました。
ファンクションキーが使えない
スマホ同様デジタルキーボードが画面上にでてきますが、ファンクションキーが無いのが残念なところ。
steamだと「F12」がスクショになっているので、自分は背面ボタンにF12を設定して使っているのですが、設定をするときもF12キーが無いので、いったんキーボードを優先接続してキー登録する必要がありました。
まとめ
結論としては大満足なデバイスでした。ほとんどのゲームを快適に遊ぶことが出来て、グラフィックや音質も良く、ストレスの少ないポータブルゲーミングPCだと思います。
ポータブルゲーミングPCの中では最高スペック(2025年8月現在)に当たる商品ですが、この手の商品は回転が速く、どんどん新しいモデルも出るので、購入タイミングが非常に難しいと思います。
まぁパソコン同様、買いたい時に買うのが一番モチベーション高く使えますよね。
デザインやブランドで選ぶのもアリだと思います。
ただ、高スペックのゲームを大画面で遊びたいならこの「msi claw8」はかなりおススメです。